メンタルヘルス

発達障害で自動車免許を取るのは難しいのか

はじめに

地方在住の人たちにとって自動車は生活必需品でなくてはならないものです

しかしながら私は教習所に通っても自動車免許を取ることができませんでした。

今回は私が教習所で苦労し挫折したことや、地方で免許なし自動車なしの生活を続けて思ったことを綴っていこうと思います。

状況

私は自閉症スペクトラム障害(診断済)持ちで、他には多動ではないがADHD傾向もあり、当時は自覚はありませんでしたがHSPの傾向もあります。

この頃から障害者手帳を持っており、当時の等級は3級でした。

初めて教習所に通ったのは24歳の頃で、当時は東京に住んでいたので東京の教習所に通っていました。

そもそも教習所に通おうと思ったのも車を運転したい!とか、行動範囲を広げたい!といった前向きな理由ではなく、

地方にUターンすることが決まっていたため「車は怖いけど今後のことを考えたら免許はあったほうがいいよね」くらいの消極的な理由でした。

私の地元は相当な車社会で、高校を卒業したら免許も自動車も持つのが当たり前の土地柄でした。

前向きにはなれないけど、持ってないと恥ずかしいという思いもありました。

通ってみてわかったこと

自動車教習所の詳しい制度については割愛しますが、基本的には実技(実際に車を運転する、仮免許ができたら教習所の外へ)と学科(いわゆる座学)に分かれています。

私は座学の方はあまり問題はありませんでした。(せいぜい3科目連続で受けるのはきついかなという程度)

適性診断のランクは下から2番目と不安な幸先でしたが、「一番下じゃないならまだなんとかなりそう」と当時は受け止めていました。

ですが問題は実技の方でした。

初回のシミュレーターは何の問題もなく、「あれ、実は車って思ったより怖くないかも?」と楽観視しながらその日は終わり、学科が埋まってきたしいい加減実技も受けようと予約を済ませて帰宅。

後日、改めて本当の実技が始まりました。

実技の担当者も人当たりが良さそうなタイプで「緊張してるね」と気遣ってくれました。

実際にアクセルとブレーキを踏んでみるとその通りに動く、特に難しい状況じゃなければシミュレーター通りでした。

「アクセルを踏みすぎるとマリ◯カートみたいになっちゃうから気をつけてね」と担当の方も冗談を言うくらいには和やかな雰囲気でした。

しかし実際に車を運転してみて10分後、事件が起こります。

ネタバレ:アクセルとブレーキを間違えるのは高齢者だけだと思っていた

教習所内のコースを運転していると前方に模擬信号があり、その付近が渋滞していることに気づきました。

早めに対処しようとアクセルから足を離しましたが、減速してもAT車のためクリーピング現象で少しずつ前に車は進みます。

「あ、これはブレーキを踏まないとダメだな」と判断し、ブレーキを踏みます。

冒頭でネタバレしてますが、ここでアクセルとブレーキを間違えました(汗)

当然車は急加速して前方の渋滞に突っ込むところでしたが幸いハンドルを切っていたのでぶつかることはなく、サイドの縁石に乗り上げたところで担当の方が補助ブレーキを踏み事なきを得ました。

と言いたいところでしたが、これが私にとって事件であり相当なトラウマになってしまったのです。

「ちよすけ君・・・暴走しちゃったけど大丈夫・・・?」と担当の方にも相当な心配をされてしまいました。

「ああ、やっぱり車って怖いんだな」と再認識してしまい、その後の20分程度の実技は生きた心地がしなくて全く頭にも体にも入ってきませんでした。

当時は電車と徒歩で教習所まで通っていたのですが、気づいたら家のベッドで横になっていたというくらいには記憶が飛んでしまいました。

実際に実技を受けてわかる問題点

その後もなんとか実技を受けようと予約を入れますが、ふとした時に前述のトラウマが蘇り、以前にも増して緊張感が拭えませんでした。

担当の方が厳しめの時は受け答えにパニックになることがあり、運転しながら左側通行の説明を受けているのに右と左を間違えるというミスをしてしまい叱られる場面もありました。(実際の運転を想定すれば当然ですね)

思えば私は昔から左右の区別が難しく瞬時に判断することが難しいという自覚がありました。

これは左右盲と呼ばれていて、発達障害を持っている方の中には一定の割合で見受けられるそうです。

左右の区別を今まで感覚に頼っていたのですが、これからは瞬時に判断しなければならずそれも運転のプレッシャーとなってしまいました。

実技の受けるたびに削れる自信、怖い教習官にあたった時の恐怖、緊張感が重なり

最終的に仮免許を前に挫折してしまいました。

自動車免許がない地方は不便、ただしそれなりに生活はできる

現在は地元に戻りましたが、車なしの地方の生活は不便ではあります。

特に私の住んでいる街は車社会なので免許も車も持っていて当たり前!という空気感が少しつらいです。

車がないと市内の移動は基本的に自転車です。

また、遠方への移動として1時間に3本程度来る電車と1時間に2本程度来る新幹線があります。

最近はコロナの影響で遠方に遊び行くというのが難しい状況ですが、電車と新幹線は私にとって重要な足です。

おそらく電車も通ってないような田舎の場所だったら詰んでたかもしれないです・・・。

幸い家が駅に近いのもあって、遠方へ遊び行く際はそこまで不便さを感じません。

自動車を持つことによるデメリットもある

当たり前ですが自動車というのはお金が掛かるものです。

私も免許取れたとしてもすぐには買えないだろうと思っていましたし、新車で買う気は最初からなく安い中古車で良いと考えていました。

買えたとしても毎年税金を取られますし、ガソリン代も掛かります、任意保険代も掛かります。

また、住んでいる場所によっては駐車場代も掛かってしまうのでトータルで見るとお金がかなり掛かると言えます。

何より私は注意力が全く無いので、自分が運転をしていて事故を起こしてしまうのが怖いという想いがありました。

自動車で事故を起こしたら謝罪ではすまないですからね。

自動車なしの生活は確かに不便ですが、私にとってはデメリットのほうが大きいと思いました。

自動車がなければ自転車で移動すればいいじゃない!

市内の移動は基本的に自転車なのですが、自転車に乗るのも適度な運動になって気持ちがいいです。

最近はロードバイクが流行っているので少し値段を出せばかっこいい自転車も多いです。

車乗りの方が車にこだわるのと同様に、私は自転車にこだわるようになりました。(笑)

 

私の住んでいる場所は平地なので自転車での移動には全く困らないですし、街中でも自転車移動している大人の方をよく見かけるのでそこまで恥ずかしい思いをしなくてもいいのかなと最近は思えてきました。

自転車も保険加入の動きが進んでいますが、自動車と比べたらそこまで大きな値段ではないのもありがたいところです。

 

結局のところ、怖いと思いながらも車を運転するよりは身の丈にあった自転車に乗っている方が私は安心します。

もし車移動がメインの方はたまには自転車に乗ってみてください。

運動不足解消になりますし、肌で風を感じる感覚というのも悪くないものです。

まとめ

まとめ

発達障害で免許を取るのは苦労する人もいる

車のない地方は不便だが生活はできる

自転車に乗ろう、楽しいから!

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